この事例の具体的なプロセスをご紹介します。
10年以上前に開発した装置で、どのような思想のもと設計されたのか?双方が把握していない状況であるため、装置全体の構成からユーザー側で抱えている問題をまずは十分な聞き取りを行います。
その中で、業界ごと(ここでは印刷業界)に存在する熱の留意点を抑えつつ、ご要望の聞き取りを行います。
顧客のやりたいことを十分整理した上で、留意すべき熱のポイントを情報整理します。
改善策は複数ありますが、あらかじめ抑えておくべき熱の留意点を複数提示することで、実施可能な改善策の絞り込みを行います。このフェーズでは課題を抽出しながらやるべきことを具体化して進めていくことで、改善手段を導きやすくします。
開発当初の設計思想と業界内で存在する熱のあり方を前提に、改善策をご提案します。
問題点は、まちがった使用方法を誘発するような温度表示の仕方にあるということを指摘させていただきました。そしてこのケースにおいては、装置立ち上げの時の温度バランスを重視するだけでは運転時の飽和温度に問題が出ること、また溶剤に対する影響も考えられることを前提に、初期の設計思想のまま、熱を使用することとしました。
その上で今回は、装置全体の改善として、運転開始するタイミングを変更するための温度表示方法に変更をかける提案をしました。
お客様
問題点を局所的に見てしまっていたため、改善手段を難しく考えすぎていました。今回の商談を経て、大幅な変更をかけることなく、対策を講じる事が出来たので助かりました。初期の設計思想を知らないことが問題ですね!
河合電器
製品開発時には熱に対する考えも十分に盛り込まれていたと思います。変えることは簡単ですが、背景を抑えた変更を行うことが望ましいですね!またのご来店を!
通常、メーカーは自社製品を使ったプランニングを行うことが一般的ですが、河合電器の熱のコンサルタントは、他社製品に関するご相談であっても、お客様が改善したいテーマに真正面から取り組みます。
今や河合電器にとって製品を開発することは、お客様の抱える課題を解決するための一つの手段でしかないと考えています。90年を越える経験により培った知恵を通して、お客様の抱える課題、そこへ至った経緯も含め、全体を見ながら最適なプランをご提案いたします。
熱のコンサルタントはお客様のご都合に合わせて柔軟な対応が可能です。
費用も案件ごとに異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
0120-394-758平日9:00〜17:00 (休・祝日を除く)
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