この事例の具体的なプロセスをご紹介します。
研究室へ、現行のユニットを拝見に伺いました。結果、現行のヒーターで、一時的に十分流体の加熱は出来ているものの、培養チャンバーまで距離があったため、放熱による温度低下が起きていることがわかりました。
また、現地訪問でお打ち合わせを行えたことにより、研究者様、河合電器単独では思いつけなかった「流路を透明にしたい」という潜在ニーズを引き出すことができました。
これらの情報をもとに、灌流(かんりゅう)ユニットの方向性を模索していきました。
膨大な社内データを元に、実際に3Dモデルを設計し、HSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)による熱解析を行いました。シミュレーションの結果はカラーで図示化されますので、均一な温度であることが明確に確認できます。これによりユニットの設計への信頼性が増しました。
ヒーターを製作し、実際にご使用頂きました。今回は、初期動作の確認も兼ね、立ち会い試験を行いました。ここでHSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)の結果と、実際の温度精度にかい離がないことを確認しました。
今後の研究の進捗状況に応じ、ユニットの改良が必要になる可能性もありますが、その際にも、ベースとなるデータが蓄積できましたので、最小限の労力で改良が可能です。研究の最後まで寄りそい、河合電器がサポートしてゆきます。
お客様
何から手を付けてよいかわからない状況から、現在何が起きており、何をどう改良すればよいかが明確にわかりました。設計段階から、順を追って論理的に説明をして頂けたことにより、こちらも納得して安心して製作までの流れをお任せすることができました。
研究に既存品のヒーターを多用しているので、他の実験のトラブルでもご相談したいです。
河合電器
こちらだけでは気付けないことも多々あり、お客様と打ち合わせを行えたことで新しいものを共創できました。こちらでもたくさんの気付きを頂けました!ありがとうございました!
通常、メーカーは自社製品を使ったプランニングを行うことが一般的ですが、河合電器の熱のコンサルタントは、他社製品に関するご相談であっても、お客様が改善したいテーマに真正面から取り組みます。
今や河合電器にとって製品を開発することは、お客様の抱える課題を解決するための一つの手段でしかないと考えています。90年を越える経験により培った知恵を通して、お客様の抱える課題、そこへ至った経緯も含め、全体を見ながら最適なプランをご提案いたします。
熱のコンサルタントはお客様のご都合に合わせて柔軟な対応が可能です。
費用も案件ごとに異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
0120-394-758平日9:00〜17:00 (休・祝日を除く)
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