SOLUTION

  • ET600高温用面状ヒーター
  • HSP

ヒートシミュレーションで
高精度均熱化を実現

ご相談内容
「エネルギー関連業界の社内生産設備としてプレス機の設計を行っている。生産効率アップ、生産ロス削減のために、均熱化された熱盤を設計したい。理想的には140℃±5℃の精度を実現したいが、できるかどうか相談したい。」とご相談いただきました。

TASK

熱盤には昇降装置が付いており、温度むらが発生しやすい環境である。
まずは問題を可視化し、温度むらの原因を特定する必要がある。お客様より熱源周辺を含めた3Dデータを受領し、どの部分で熱損失が起きているかHSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)で解析する。
製品の歩留まり率を改善するには、高い精度で均熱化を実現する必要がある。
HSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)による熱解析を通して熱の分布を可視化し、実際に電気ヒーターで再現できる設計に落とし込む必要がある。また、熱盤表面での均熱化を実現するために、断熱材、熱盤の厚み、発熱パターンをバランスよく設計する必要がある。
すでに完成している電気回路設計の都合上、温度調節は1か所のみで行う構造に仕上げること要求される。
駆動部などの外乱が大きく出やすい箇所は、複数の温度調節ポイントを設けないと温度分布が安定しないケースが多いため、HSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)を使い、最良の温度調節ポイントを1箇所割り出して選定する必要がある。

CONSULTING

この事例の具体的なプロセスをご紹介します。

COMMENT

  • お客様

    ±5℃の精度での均熱化はほぼ不可能だと諦めていたが、希望通りの熱盤を仕上げることが出来た。ヒーター単体だけでなく断熱構造などさまざまな視点からの提案があったのでとても役に立った。

  • 河合電器

    140℃±5℃という厳しい精度が求められていましたが、HSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)を用いることで、要求レベル以上の140℃±2.5℃の精度で均熱化を実現できました。実現するに向け、設備側の設計変更にも柔軟に応じていただくことで、お客さまと一丸となってクリアできました。

通常、メーカーは自社製品を使ったプランニングを行うことが一般的ですが、河合電器の熱のコンサルタントは、他社製品に関するご相談であっても、お客様が改善したいテーマに真正面から取り組みます。

今や河合電器にとって製品を開発することは、お客様の抱える課題を解決するための一つの手段でしかないと考えています。90年を越える経験により培った知恵を通して、お客様の抱える課題、そこへ至った経緯も含め、全体を見ながら最適なプランをご提案いたします。

熱のコンサルタントはお客様のご都合に合わせて柔軟な対応が可能です。
費用も案件ごとに異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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