SHEATHED HEATER

  • シーズヒーターとは

    発熱体であるニクロム線を金属パイプ(シース)で覆ったヒーターです。
    日本国内に限らず海外でも、非常に多く取り扱われている基本のヒーターです。
    一般家庭では家電製品の暖房の熱源として親しみがあるヒーターで、また家電製品に限らず工場設備、装置にも使われており、熱源として考える時に、一番に名前が上がるぐらいメジャーなヒーターです。

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  • 原理

    シーズヒーターの発熱原理は抵抗加熱となります。
    抵抗加熱とは抵抗に電流を流し、熱を発生させる方式のことをいいます。
    抵抗で消費された電力はすべて熱に変換され効率がとてもよく、電流を流すだけのシンプルな方式であり、燃焼加熱のような排ガスもないため、非常にクリーンな特徴があります。

    シーズヒーターの場合、抵抗にあたるがニクロム線です。
    ニクロム線に電流をながしてニクロム線が熱を発するということになります。
    簡単に言うと、ニクロム線に電圧を加えると、ニクロム線内部で電子とニクロム線の中にある原子がぶつかり合い激しく振動を起こします。この振動により熱が発生します。

    シーズヒーターの基本構造

    図のように発熱するニクロム線が金属パイプの中で螺旋状になって配置されており
    金属パイプとニクロム線の隙間にはマグネシアと呼ばれる絶縁するための粉末が入っています。図の両側の端子部分に電気を流すとニクロム線が発熱し、金属パイプに熱が伝わって
    表面が熱くなる仕組みです。マグネシアがあることで金属パイプには電気は流れず感電することはありません。

  • 特長

    用途に合ったパイプを使える
    金属パイプは主にSUS、インコロイ、チタン、鉄、銅などが一般的で使用する環境によって選定します。
    シーズヒーターが主に使われる環境
    • ・水や油などの液体に直接入れて加熱する
    • ・空気等の気体を加熱する
    • ・温めたいものに直接接触させて加熱する
    これらのような使われる用途によって金属パイプを選定し腐食や、耐熱にあわせたヒーターに仕上げることが可能です。
    曲げることが可能
    シーズヒーターの最大の特長といってもよいのは、曲げ加工ができることです。
    限られたスペース内でヒーターを配置したい場合や、熱の伝わり易くしたい場合などに曲げ加工は効果を発揮します。基本的には直管で使われることは少なく、扱いやすいように曲げて製品化することがほとんどです。
    河合電器では、90年以上ヒーターを扱ってきた知識をもとに、用途によって最適な金属パイプの選定、挿入穴の精度のご提案など、使い方に合わせたヒーター提案ができます。

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