2019.07.26
ヒーター紹介
フレキシブルコンジットで耐衝撃性能の高いヒーターを
本日は変わり種のヒーターをご紹介いたします!
様々な工業シーンでご活用いただいている弊社ヒーターですが、その使用される工場のシーンによっても、様々な事象を想定しておく必要があります。
例えば、重工場分野の工場で使用される場合、ヒーターにも衝撃が加わることが想定されます。この想定に対し、あらかじめ専用の仕様で設計することで、トラブルを未然に防ぐことが可能になります。
そんな検討時にお役に立てそうな一例をご紹介いたしますね。
専用のヒーターを使ってトラブル防止
フレキシブルコンジット付仕様
こちらのヒーターは電線部分に金属製の蛇腹、フレキシブルコンジットがついたタイプのカートリッジヒーターです。
通常のカートリッジヒーターは、電線部分に絶縁被覆として耐熱温度の高いガラス編組やフッソ樹脂の被覆がついたものを使用しています。
電線で非常にメジャーなビニル電線は、ヒーターの電線には耐熱温度も低く、不向きな為、採用しておりません。
このように、電線部分の耐熱温度にも配慮をすることにより、弊社カートリッジヒーターは最高600℃と、非常に高い温度でご使用いただくことが可能です。
しかし、耐熱温度が高いという非常に優れたスペックを有してはおるものの、外部の衝撃に対しては耐久性が十分でないケースも。
例えば、鋭利な刃や金属のカドなどが当たった場合、被覆部分に傷が入り、導線部が露出してしまうようなケースも想定されます。
そのため、使用するシーンをあらかじめ想定頂き、外部衝撃に備える必要があるようであれば、こちらのフレキシブルコンジット仕様をご検討下さい!
その他にもこんな使い方
ヒーターが駆動する場合、電線部分が暴れてしまうこともありますが、こちらのフレキシブルコンジットを使用すれば、防ぐことが出来ます。
蛇腹ホース自体の曲げRも緩やかなため、電線が急激に屈曲し、折れ曲がってしまうことも防ぐことができます。
導線が折れ曲がり、クセがついてしまうことはあまりよろしくありません。
実際に断線対策として導入され、ヒーター寿命が延び、メンテナンス頻度を減らすことが出来たというお客様の声もございます。
こういったケースでも活躍が期待できます。
フレキシブルコンジットヒーターの仕様
角度 | パイプに対して90度 |
耐熱温度 | ~600℃(要相談) |
対応可能長 | ご希望に合わせます |
L型部膨らみ | パイプ長+10mm程度 (最大15mm) |
是非ご相談ください。