第1章

第2章

第3章

第4章

第5章

熱のコンサル物語 熱のコンサル物語

まだまだ世の中に前例が少ない「熱技術のコンサルティング」
河合電器製作所がどのようにしてコンサルティングのお仕事を頂いているのか、
イメージが湧きやすいようにストーリー仕立てでご紹介します。

※この物語はフィクションです。実際これに近い流れでお仕事を頂いた実績がございますが、
守秘義務があるためそのまま公開することができません。よって実話を改変してお届けしております。

目次

  1. 第1章 新プロジェクトスタート
  2. 第2章 新製品開発の課題
  3. 第3章 河合電器製作所との出会い
  4. 第4章 熱のコンサルティングとは
  5. 第5章 プロジェクトの成功に向けて

登場人物

高井 良

家電メーカー勤務で新卒入社から10年目。これまで設計一筋だったが、新製品開発プロジェクトのリーダーに任命された。

河合電器製作所 坂野

熱のスペシャリスト。熱技術だけでなく、周辺環境まで含めた製品開発のコンサルティングを行う。

第1章

“新プロジェクトスタート”

入社して10年
~はじめて新製品開発プロジェクトの
リーダーに任命される~

高井良はとある家電メーカーに新卒で入社してから10年が経つ。大学で学んだ電気工学の知識をもとに、これまでずっと設計一筋で経験を積んできた。そんなある日、高井は新製品開発プロジェクトのリーダーに任命された。1年後の販売を目指して、競合他社に打ち勝つ新たな製品を開発するよう命じられたのだった。
新製品開発のプロジェクトメンバーは、全員高井より社歴が浅く、経験も少ない。そのため高井は自らリーダーシップを取り、プロジェクトを進めていかなければならない。高井には新製品開発の経験など全く無いため、大きな不安に駆られていた。

第2章

“新製品開発の課題”

「熱源」が製品の要 
~新製品開発は分からないことだらけ~

高井

競合他社に打ち勝つ新たな製品の開発か。まずは我社の製品を、どこから見直す必要があるのか…。

家電製品には熱源、いわゆる電気ヒーターが内蔵されており、そこから発せられる熱によって製品としての基本機能が果たされている。つまり電気ヒーターの働きが製品の要となっている。そこで高井は、製品に新たな付加価値を乗せ、市場での競争力とシェアを勝ち取るためには、要と言える電気ヒーターの部分からしっかり考え直す必要があると考えた。

通常、電気ヒーターという部品そのものは自社内で製造するのではなく、専門のヒーターメーカーに独自仕様で発注している。当然ながらどんな電気ヒーターを製造してもらうかを、発注前に仕様を取り決めておく必要がある。

高井

新製品の構想も固まってない段階で、ヒーターメーカーに設計の依頼なんてできない。新製品の構想はまだ曖昧な状態だ。
ヒーターメーカーの営業担当はある程度までは相談に乗ってくれるだろうが、新製品の構想に役立たせることはおそらく難しい。だからと言って知識も経験も無い自分達が電気ヒーターの仕様まで検討範囲に含めていては、1年後に販売へこぎつけることは不可能に等しい。

我社の中に"熱の専門家"がいれば
話は別だが…。

高井

そもそも、新製品開発の流れもよく分かっていない。
いったい何から検討したら良いのだろう?どういう点に気をつけなければいけないのだろう?それぞれのフェーズで必要な期間はどれくらい設ければ良い?
なにもかも分からないことだらけだ。あぁ、こんなとき、なんでも相談に乗ってくれる強い味方がそばにいてくれたらなあ…。とりあえず、要となる電気ヒーターについて相談に乗ってもらえる会社を探そう。

ここまでのまとめ

  • 開発プロジェクトがスタートしたが、そもそも新製品開発をどのように進めたら良いかすらもよく分からない

  • 製品の構想すら固まっていない段階でヒーターメーカーに相談することは難しそうだ

  • かと言って自分たちで熱源のあり方をイチから試行錯誤するにはあまりにも時間がかかり過ぎる

第3章

“河合電器製作所との出会い”

熱技術のコンサルティング
~ウェブ検索での出会い~

高井が「電気ヒーター」と検索すると、ヒーターの販売会社が多くヒットした。しかし、高井が求めているのはヒーターの販売ではなく、ヒーターのことを相談できる相手であった。高井は相談相手を求めて検索を続け、「電気ヒーター コンサル」と検索した。

高井

おっ、さっきとはだいぶ違う結果が出たな。なになに、ヒーターの評価試験方法のアドバイス、河合電器製作所?詳しくホームページを見てみよう。

高井は河合電器製作所のホームページを見て回った。

高井

創業90年以上の老舗メーカーだけど、サービス案内に"熱技術に関するコンサルティング"って書いてあるなあ。へぇ~調べれば出てくるものだなあ。おぉ、電気製品の開発支援もやっているじゃないか。ここだったら、もしかしたら相談に乗ってくれるかもしれないな。よし、一度問い合わせフォームからメッセージを送ってみよう!

第4章

“熱のコンサルティングとは”

熱のことしか考えないわけではない
~河合電器製作所のスタンス〜

翌日の朝、河合電器製作所から電話がかかってきた。

河合電器 
坂野

お問い合わせありがとうございます!河合電器はヒーターメーカーとしての歴史が長いのですが、今はヒーターを作るだけではなく、お客様の製品開発の構想段階からお付き合いさせていただくことも増えてきました。
年間600~800社とのお取り引き、数え切れないほど多くの業種でお仕事をさせていただいた経験を活かして、お客様が望まれる製品全体のコンセプト作りから協力させていただくことができますよ!

高井

本当ですか!?でもやっぱり、電気ヒーターの専門会社だから、熱源部分に特化したアドバイスに限りますよね?

河合電器 
坂野

おっしゃるとおり、私たちは熱のプロ集団ですので、武器は熱技術となります。しかし、その熱源のあり方をどう描くかによって、製品全体の方向性が変わることはお分かりですよね?
だから私たちは、熱技術を基盤としながらも、その周辺環境まで含めてお客様と一緒に考えていくスタンスでお付き合いすることにしています。製品コンセプトを一緒に考えたり、実現可能性の検証や課題抽出、さらに開発ロードマップを描くことなどまで、一緒にやらせていただければと考えております!

高井

そうなんですね!でもなんでもお任せできるとなると、当然料金もかなり高くなりそうですよね。

河合電器 
坂野

料金はお任せいただく範囲によって変わってきますので、事前にしっかりお打ち合わせをした上で最低限に抑えることも可能です。これまでモノ以外に費用が発生するという概念があまり無かったと思うので、モノが納入されないのに費用がかかるということに馴染みがないお客様も多いのですが、目的地に最短で辿り着けることで、逆にコストメリットにつながることもあるんですよ。まずは一度お会いして、今お考えになっていることや、ご不安に感じられていることなど、いろいろ聞かせてください。その後、今後のロードマップやお見積のご提示をさせていただきます。
高井さんにとって、メリットがあるかどうかは、そこでゆっくりご判断いただいて大丈夫です。とにかく僕たちはお客様と一緒に、ものづくりを楽しみたいんです!

このようにして、高井は河合電器製作所と共に、新製品開発の一歩を踏み出すことにしたのであった。

河合電器製作所の熱のコンサルティング

ここまでのまとめ

  • ヒーターを作るだけではなく、製品開発のコンセプト作り・構想段階から相談可能

  • 多くの業種での経験を活かした幅広い知恵とノウハウによる、熱技術を基盤とした総合的なサポート

高井は、河合電器製作所なら不安に思っているところを解決してくれそうだと期待に胸を膨らませ、
一度会ってみることにした。

第5章

“プロジェクトの成功に向けて”

高井の相談内容

高井

新製品の開発を進めていくにあたり、電気ヒーターの設計に加えて、製品全体の企画・設計にも力を貸して欲しい。製品開発の進め方、家電製品としての安全性の考え方およびPSE規格等の取得方法、パートナー企業探し、その他何に気をつけたら良いか等について、総合的に知恵を借りたい。

熱技術のコンサルティング
サービス

製品の構想・企画支援

  • ・コンセプトのすり合わせ
  • ・実現可能性の検証
  • ・各種課題の抽出
  • ・全体ロードマップの考案
  • ・パートナー企業の選定支援

熱源アドバイス

  • ・熱源設計
  • ・温度制御設計
  • ・各種認証規格取得

採用した付随サービス

HSP(ヒート・シミュレーション・パッケージ)による熱解析ソリューション

河合電器製作所とともに試行錯誤を重ね、
新製品の開発に勤しむこと1年…

ついに新製品が完成し、
プレスリリースも
無事に成功!

新製品のプレスリリースが済んだ翌日、高井のもとへ1本の電話が鳴った。

河合電器 
坂野

高井さん、おめでとうございます!長いようであっという間の1年でしたね!

高井

ありがとうございます!初めての新規製品開発で、最初は何をやったら良いか全く判らなかったですが、おかげさまでなんとかプロジェクトを終えることができましたよ。
河合電器さんは、本当になんでも相談に乗ってくださって、助かりましたよ。また今度飲みにいきましょう!

河合電器 
坂野

僕たちも刺激的でとても楽しかったです。でも、ここが終わりではないですよ。世の中に広く、安心して製品を使っていただくために、末永く、河合電器がバックアップしますので!

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